第2回「子どもの運動発達」
小児神経科医
植松有里佳
こんにちは。私は宮城県仙台市で、4歳の娘と共にヴァイオリンをご指導いただいております。私は、神経疾患や発達障害などを専門に診療する小児科医をしており、4月のFruitfulでは「子どもの発達と愛着形成」についてお伝えしました。今回は子どもの運動発達についてお届けしたいと思います。
二番目のレッスンに必要な能力
前回ご紹介した立つ練習に引き続いて、先生が娘に出した課題は、片足立ちでした。先生にお聞きすると、ヴァイオリンを持ってしっかり立っていられるように、体幹部(体の中心部分)の筋肉を鍛え、身体のバランスをとる練習が必要とのこと。
今回は、この片足立ちの練習について、赤ちゃんが生まれてからの運動発達という視点で紐解いてみたいと思います。
生まれてから1歳のお誕生日の頃まで
プロフィール
植松有里佳
4歳の女の子の母。小児科医。専門は小児神経学で、神経難病からてんかん、発達障害まで幅広く診療している。
発達支援の現場から 1
第1回「子どもの発達と愛着形成」
子ども時代に大切なことを小児科医の視点からお届けするシリーズ。今回は親子関係の基盤や子どもの成長の土台となる「愛着形成」についてです。「愛着」って何?どうやって育むの?うまくいかないとどうなるの?など、様々な疑問を解説します。
子ども時代に大切なことを小児科医の視点からお届けするシリーズ。今回は親子関係の基盤や子どもの成長の土台となる「愛着形成」についてです。「愛着」って何?どうやって育むの?うまくいかないとどうなるの?など、様々な疑問を解説します。