第7回「子どもの発達と身体を使った遊び」
小児神経科医
植松有里佳
こんにちは。私は、宮城県仙台市で、5歳の娘と共に、ヴァイオリンをご指導いただいております。私は、神経疾患や発達障害などを専門に診療する小児科医をしており、今までお届けした「子どもの発達と愛着形成」、「子どもの運動発達」、「子どもの言葉の発達」のなかで、身体を使った遊びをぜひやってくださいとお伝えしてきました。スポーツの秋になりましたので、身体を使った遊びに焦点をあてて、お届けしたいと思います。
運動発達と言葉の発達の関連性
以前もお話ししました通り、ひとは、首がすわり、座位が取れるようになり、さらに立って、歩き、走り回るようになります。
運動機能の発達に伴い、座位をとり、姿勢維持が可能となり、手の自由が利くようになると、子どもはさまざまな行動をとれるようになると同時に、相手の目を見て、伝えようとし、関わろうとするようになります。このように、乳幼児が心理的に発達するためには、身体的な成長発達が深く関係しています。
身体を使った遊びの効果
プロフィール
植松有里佳
5歳の女の子の母。小児科医。専門は小児神経学で、神経難病からてんかん、発達障害まで幅広く診療している。
発達支援の現場から 6
第6回「子どもの発達と食事」
人間にとって生きる糧である食事を、子育ての面において様々な観点からより充実した時間とするアイディアを提案しています。
人間にとって生きる糧である食事を、子育ての面において様々な観点からより充実した時間とするアイディアを提案しています。
発達支援の現場から 5
第5回「子どもの睡眠」
夏休みの時期につい乱れがちになる睡眠。年齢に応じて必要な睡眠時間や、学習との関連、さらにお昼寝をした場合の就寝時間への影響をお話しします。
夏休みの時期につい乱れがちになる睡眠。年齢に応じて必要な睡眠時間や、学習との関連、さらにお昼寝をした場合の就寝時間への影響をお話しします。
発達支援の現場から 4
第4回「子どもの発達、思春期」
今回は思春期の子どもの身体の発達と、それに伴う心理の変化(=二次反抗期)に対し、どう対応していくのが良いのか・・・小児科医の立場からの提言です。寄せられた質問への回答もございます。
今回は思春期の子どもの身体の発達と、それに伴う心理の変化(=二次反抗期)に対し、どう対応していくのが良いのか・・・小児科医の立場からの提言です。寄せられた質問への回答もございます。
発達支援の現場から 3
第3回「子どもの言葉の発達」
子どもは運動機能の発達が進むと、言葉の発達も促されます。さらに年齢とともに自我が目覚め、一次反抗期へ・・・そのとき、周囲の大人の心構えはどうすれば良いのでしょうか?
子どもは運動機能の発達が進むと、言葉の発達も促されます。さらに年齢とともに自我が目覚め、一次反抗期へ・・・そのとき、周囲の大人の心構えはどうすれば良いのでしょうか?
発達支援の現場から 2
第2回「子どもの運動発達」
生まれてから4‐5歳まで、子どもはどのような段階を経て運動能力を発達させていくのでしょうか?全身運動から手先を使う作業に至るまでの道筋を解説します。
生まれてから4‐5歳まで、子どもはどのような段階を経て運動能力を発達させていくのでしょうか?全身運動から手先を使う作業に至るまでの道筋を解説します。
発達支援の現場から 1
第1回「子どもの発達と愛着形成」
子ども時代に大切なことを小児科医の視点からお届けするシリーズ。今回は親子関係の基盤や子どもの成長の土台となる「愛着形成」についてです。「愛着」って何?どうやって育むの?うまくいかないとどうなるの?など、様々な疑問を解説します。
子ども時代に大切なことを小児科医の視点からお届けするシリーズ。今回は親子関係の基盤や子どもの成長の土台となる「愛着形成」についてです。「愛着」って何?どうやって育むの?うまくいかないとどうなるの?など、様々な疑問を解説します。