第6回 子どものことで自分を責めてしまう時に
東京大学教授
精神科医師・医学博士
佐々木 司
前回、前々回と、子どもへの注意の仕方、反抗期と、親にとって上手くいかないことの多い問題を扱ってきました。原稿を書きながらずっと気になってきたのですが、もしかしたら、親としての自分に迷いが生じたり、中には自信を失いかけている方もおられるかも知れません。と言うのも私自身、この問題にはいろいろと迷ったり悩んだりすることが多かったからです。そこで今回は少し回り道をして、「親業」がいかに大変かを、自分の経験も踏まえてお話してみたいと思います。
佐々木司
東京大学教授、精神科医師・医学博士。小学校入学後よりスズキ・メソードでヴァイオリンを習う。東京大学医学部医学科卒後、同附属病院精神科で研修。クラーク精神医学研究所(カナダ、トロント市)に留学。東京大学保健センター副センター長、同精神保健支援室長(教授)などを経て、現在、同教育学研究科健康教育学分野教授。思春期の精神保健、精神疾患の疫学研究、学校の精神保健リテラシー向上などに取り組んでいる。日本不安症学会理事長、日本学校保健学会常任理事、日本精神衛生会理事を兼務。
親子で考える「思春期のこころ」4
第4回「思春期の親子関係 - その2:子供に注意する時の注意」
親子関係もセンシティブなこの時期に、保護者は子どもたちにどのように注意を伝えるべきか、考えます。
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親子で考える「思春期のこころ」3
第3回「思春期の親子関係 - その1」
今回は、思春期ならではのこだわりと、それがもたらす危うさについて語ります。
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親子で考える「思春期のこころ」2
第2回「脳の成長・発達と思春期」
今回は、思春期のこころの移り変わりを把握していくのに前提となる脳のメカニズムを鳥瞰します。今後の回の理解に繋がる必須の知識です。
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親子で考える「思春期のこころ」1
第1回「思春期」ってなんだろう - その1
子どもから大人へ成長していく過程で必ず通る「思春期」。その大切で輝かしい時期の、心のあり様を考える新シリーズです。
子どもから大人へ成長していく過程で必ず通る「思春期」。その大切で輝かしい時期の、心のあり様を考える新シリーズです。