スズキ的LifeHacks ~生活の中にスズキを~6
6.「モチベーション」を深掘りする
こんにちは。今回のスズキ的LifeHacksは、やる気、元気、スズキということで「モチベーション」について取り上げてみたいと思います。
やっと五月病も癒えてきた頃に梅雨でジメジメしてくると、どうにも取り組むべきことに対する「やる気」が低下してしまいがちです。
色々考えるよりも、実際に行動に起こすための「モチベーション」を、ご一緒に考えてまいりましょう。
物理的な環境を整える
まずは何と言っても、周りから固めていってしまいましょう!
何かに取り組むとき、まずは環境から整えることは、当たり前ながらやはり軽視できません。
コロナ禍でリモートワークのインフラが非常に整備されましたが、自宅だとどうにも仕事モードへの切り替えが難しく、あまり生産性が上がらない、といったご経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
満員電車での移動にはいつもうんざりしつつも、出社、あるいは登校することによって仕事や勉強モードへの切り替えができ、プライベートな空間では出来ないことでも何故だか出来てしまう、そんな不思議なスイッチを入れてくれる力が環境の力にはあります。
周囲の目もあるかもしれませんし、そもそも「ここにはこれをしに来た」というマインドセットもあるかもしれません。その場にいる周りの人たちも、同じ目的を持っているという条件も気持ちの切り替えに役立ちます。ほんの少しの変化で、力が沸いてくるのは不思議なことです。
勉強も、自分の部屋より、リビングだと家族の目を気にして作業が停滞しないという方もいらっしゃるでしょう。このリビング勉強法はまた、どんな環境でも集中する訓練をすることで、慣れ親しんだ特定の場所以外でも結果を出しやすくする効果もあるとか。
人によっては、仕事にふさわしい服装や、学校の制服、あるいは部活のジャージやユニフォームでスイッチが入るという方、さらには朝に特定の場所で飲むコーヒーなどが切り替えのきっかけになる方もいらっしゃるかもしれません。
なかなかやる気が高まらないときには、そうした物理的な変化がもたらすモチベーションのスイッチを利用しましょう。
普段からイマーシブ環境をつくる
環境といえば物理的なものばかりではありません。自分を、普段から取り組む対象に「浸して」おくことで、常に「取り組みたい!」という気持ちを維持することもできます。
外国語の学び方の一つに「イマージョン学習」があります。例えば、「英語の時間」だけ、英語を勉強するのではなく、見るもの聞くものを出来る限り英語にしてしまうことで、その言語に浸る時間をどんどんと増やしていく、という勉強法です。
動画コンテンツを見るときも吹き替えではなく字幕にしたり、読み物も書き物も英語、携帯の表示も英語、AIに何かを尋ねたり調べたりするときも英語で書き込む・・などなど、基礎的な単語や文法をある程度学んだ後は学習対象となる言語にどっぷりと浸かることで、いちいち第一言語に置き換えずに直接的に、まるで母語のように外国語を身に付けようという学習法です。
こうした考え方は、何も外国語の習得に限らず応用が利きます。
スポーツでも、実際に身体を動かすだけでなく、時間があればトッププロの映像を見て様々な動きを頭にインプットしておくことで、実際にプレーしている時に自然と好判断がひらめいたり、引き出しが増えたりすることがあります。
そして、実際にはプレーしていない間にこうして普段から身を浸している時間を増やすことで、「早く実際にプレーしたい!」という気持ちが高まるはずです。
スズキ・メソードはこうした環境づくりの効果を最大限に活用したメソードですが、このアイディアは幅広く応用させることが可能です。

ゲーム性を持たせる
学びの対象を、楽しいことに変えてしまう工夫はいつでも効果的です。
一つのものを身に着けるには繰り返しが必要ですが、単純作業の繰り返しはモチベーションが下がります。そこで、まるでゲームのように、遊びの要素を取り入れていくのです。
ゲームには、目の前のクリア目標と、クリアした後に用意された次のステージの存在が、どんどんと次のステップに進むことを促進してくれます。この仕組みを、仕事や学習に自分なりに当てはめてしまいましょう。
延々と続く長い作業も、クリア目標を設定することでちょっとしたゲーム性が加わり、取り組むことに喜びが生まれます。クリアするまでの時間を設定したり、出来栄えごとに得点を設けてみたり、連続で〇回出来たら次のステージに進む、などなど、工夫次第で単純作業に楽しみが加わるかもしれません。
ただし、クリア目標をすぐには達成できないほど遠くに設定してしまうと、それはゲームではなくノルマになってしまいます。気を付けましょう。
ご褒美の功罪
頑張った後のご褒美は、つらい作業を喜びに変えてくれる魔法の役割がありますね! むしろこのご褒美を十分に堪能したいがために、自分への負荷を多めに掛けてしまおうという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、このご褒美には注意が必要です。特に、お子さんに対するご褒美には、功罪両面があります。
学習でもスポーツでも仕事でも、目標や目的が達成された時の喜びはとても大きく、この喜びがまた次のステップへのモチベーションとなります。
しかし、ここにご褒美が加わることで、そのご褒美自体が「目標」や「目的」になってしまう危険性があるのです。
ご褒美自体が「目的」としての喜びの対象となってしまうと、ご褒美が無いときにはやらない、ご褒美が少ないときにはちょっとしかやらないなど、学習の目的がご褒美という対価にすり替わってしまうことがあります。
場合によっては、「やってほしいなら〇〇をくれ」という状態になってしまうことも。ご褒美をあげるなら、「普段頑張っているから」や、何かの節目などを慰労してなどのタイミングがベターかもしれませんね。
あくまで、喜びは目標や目的が達成できたことに対して得たいものです。
競争心と向上心
「負けたくない!」という思いがモチベーションとなり、もう残っていないと思われていた力を引き出してくれることがあります。競争心が、あきらめそうになる自分を奮い立たせてくれた経験をお持ちの方も多いはずです。
しかし、競争心は悪い方向に行き過ぎると、競争相手へのディスリスペクトを生むことがあります。
そればかりか、場合によっては目的のために手段を選らばなかったりなど、ダークな面も時折顔を出すことが・・・。
そうした時には、その競争心を向上心へと変換してみましょう。
ライバルへの気持ちをリスペクトに変え、どうしたらあんな風になれるのか、もっと努力してみようという素直なモチベーションにすれば、自然と相手の優れたところが見えるようになり、そこから学びを得ることも可能になります。
競争相手も自分も、お互いにベストな状態で全力でぶつかり合い、そこに勝ち負けがついてもネガティブな感情ではなく、次につながるポジティブな動機を見いだせれば、それは常に建設的に自分を高めることができますね。
いかがでしたでしょうか?
皆さんの普段の生活の中にも当てはめられそうなことはございましたでしょうか?
スズキ的「モチベーション」のアイディアが、共有できましたら幸いです。
もしも「イイナ」と思ったら、早速実行をお忘れなく。
ではまた次回まで。

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